ギヴ・ミー・ア・ブレイク (生産限定紙ジャケット仕様) GIVE ME A BREAK
- アーティスト
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ビル・ハウスBILL HOUSE
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2012/09/26
- 品番
- VSCD2529
- 税込価格
- 2,750円
- ジャンル
- サブジャンル
- LightMellow
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. YOU'RE NO BETTER THAN A COMMON THIEF
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2. BAD LUCK INTO GOOD TIMES
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3. THE DAMAGE IS DONE
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4. ATLANTA
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5. LOVE HAS GOT ITS HOLD ON ME
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6. WE WOULD BE SO GOOD TOGETHER
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7. MATTHEW OF THE CANYON
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8. JENNY
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9. YOU'RE MY WHAT (I NEED ALL ALONG)
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10. HE'S A BAD MAN
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11. IF I'VE WON OR IF I'VE LOST
レーベルはテリー・メルチャーが設立したばかりのイクイノックス。本盤は同レーベルのアルバム・セッションにも数多く参加、楽曲も提供していたビル・ハウスが74年にリリースしたファースト・ソロ。メルチャーとブルース・ジョンストンの共同プロデュース。言うまでもなく二人は、60年代前半のサーフィン/ホッド・ロッド・ブーム時代にブルース&テリーやリップ・コーズとしてシーンをリードしていた僚友同士。その後はしばらく袂を分かち、ブルースはブライアン・ウィルソンの代役として65年からビーチ・ボーイズに合流、72年春まで行動を共にし、メルチャーもまた、プロデューサーとしてバーズやポール・リヴィア&レイダーズなどを手がけていた。ここでは、ふたりも参加したバッキング・ヴォーカルのアレンジをブルースが手がけ、なかでも[2]における鮮やかなコーラス・ワークは秀逸。ハウス(ギター、ピアノ、スティール・ギター、ヴォーカル)以下、ジョン・ホッブス(ピアノ、オルガン、ヴァイブ)、カーティス・ストーン(ベース)、スタン・ハウス(ドラムス)、ジミー・セイター(パーカッション)らが参加。ここからホッブスとセイターが、山下達郎のファースト・アルバムのB面(LAセッション)のメンバーに抜擢されたことは有名。また彼らは<ロードハウス・バンド>として、バリー・マンの『サヴァイヴァー』(イクイノックス)にも参加。ハウスはさらにデヴィッド・キャシディの『ハイヤー・ゼイ・クライム』(75年)や『ホーム・イズ・ホェア・ザ・ハート・イズ』(76年)、そしてメルチャーのセカンド・ソロ『ロイヤル・フラッシュ』(76年)といったレーベルの他のアルバムにも参加。ホーン・セクションには、レッキング・クルーのスティーヴ・ダグラス以下、デニス・ドレイス、ルー・ゴンザレス、ボブ・ハーヴェイ、ジョー・ロマーノ。メルチャー/ジョンストン傘下に集結した西海岸の腕利きスタジオ・ミュージシャンの職人技と、気心の知れたミュージシャン同士の緩やかなヴァイブレーションとがクロスオーヴァーし、来るAOR的スタイルも先取りした70年代ウエスト・コースト・ポップの傑作。