フローム・ザ・ムーン・トゥー・ザ・スターズ(ヨーロピアン・レディオ・ブロードキャスト1968) FROM THE MOON TO THE STARS (EUROPEAN RADIO BROADCASTS 1968)
- アーティスト
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ピンク・フロイドPINK FLOYD
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2021/07/14
- 品番
- VSCD4153
- 税込価格
- 2,530円
- ジャンル
- バーコード
初期ピンク・フロイドのリーダーだったシド・バレット時代が在籍した最後の年である1968年の、放送用のライヴ録音のコンピレーションが登場!!
楽曲リスト
DISC1
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1. Murderotic Woman (a.k.a. Careful WIth That Axe Eugene)
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2. The Massed Gadgets Of Hercules (a.k.a. A Saucerful of Secrets)
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3. Let There Be More Light
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4. Julia Dream
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5. Set The Controls For The Heart Of The Sun 6’35”
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6. Astronomy Domine
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7. Flaming
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8. Set The Controls For The Heart Of The Sun
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9. Let There Be More Light
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10. Astronomy Domine 6’45”
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11. Interstellar Overdrive 6’41”
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12. Let There Be More Light 3’40”
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13. Point Me at the Sky
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14. Embryo
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15. Baby Blue Shuffle In D Major
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16. Interstellar Overdrive
多くのブリティッシュ・ビート・バンドと同様に、R&Bやブルースを演奏するバンドだった彼らが、シド・バレットの影響でサイケデリック・サウンドに向かっていき、バレットがLSDの濫用で精神に異常をきたしてバンドからフェイドアウトしていった代わりにデイヴ・ギルモアが加入。そんな変化の年に残された音源集だ。アルバムでいえば、デビュー作の『夜明けの口笛吹き』とこの年にリリースされる『神秘』からの楽曲を中心に演奏。即興中心の演奏で、同じ曲でも演奏時間がまるで違ったり、正式発表前の演奏だったりと、貴重な音源が満載だ。
シド・バレットはその天才的な才能で初期のピンク・フロイドを導いた音楽的リーダーであったと共に、そのカリスマ性で、残されたメンバーたちはもちろん、イギリスの音楽シーンに巨大な影響を与えた人物だった。ここに収録された音源は、BBCの人気番組「Top Gear」の2回分の録音や、フランスやイタリアのテレビ番組に出演したときの音源など、本国イギリスはもちろん、フランスなどでもアルバムがヒットして、注目を浴び始めていた頃のもの。2月のパリでの演奏はバレット在籍時のものだが、残念ながらこの時すでにバレットはライヴ演奏が不可能だったようで、ここに収録された楽曲は、すべてギルモアがギターを弾く4人編成のもの。しかし、バレットが演奏できなくなっても、ソングライターとしてバンドに残そうというアイデアがあったほどに、音楽的には完全にバレットの影響下にある。また、初期の人気曲である「夢に消えるジュリア」など、この頃からロジャー・ウォーターズの曲も増え始めており、ある意味、ここが後のピンク・フロイドの出発点ともいえるだけに、見過ごせない音源集だ。