ライヴ・アット・ザ・オピウム・シアター、ボストン1975 Live At The Orpheum Theater, Boston 1975
- アーティスト
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リトル・フィートLITTLE FEAT
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- 2CD
- 発売日
- 2021/09/15
- 品番
- VSCD4166/7
- 税込価格
- 3,080円
- ジャンル
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. Introduction
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2. Two Trains
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3. Skin It Back
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4. Fat Man In The Bathtub
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5. Walkin’ All Night
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6. A Apolitical Blues
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7. One Love Stand
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8. Rock And Roll Doctor
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9. Oh Atlanta
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10. On Your Way Down
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11. Day Or Night
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12. All That You Dream
DISC2
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1. Romance Dance
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2. Down Below The Borderline
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3. Long Distance Love
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4. Cold Cold Cold
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5. Dixie Chicken
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6. Triple Face Boogie
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7. Bag Of Reds
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8. Triple Face Boogie
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9. Willin’
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10. Teenage Nervous Breakdown
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11. Sailin’ Shoes
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12. Spanish Moon
バンドが上昇気流に乗り始めた75年のライヴ音源を発掘! 5枚目のアルバム『The Last Record Album』をリリースした半月後、ツアー9本目となるボストン公演のフル・コンサート音源で、地元のWBCN局がFM放送用に録音したものだ。リトル・フィートという傑物バンドがようやくメジャーなシーンに発見されたのが74年のアルバム『Feats Don't Fail Me Now』。そこからバンドの評価は世界的なものになり、75年の初頭には初のヨーロッパ・ツアー(おそらく北米以外では初のライヴ)を敢行。バンドの人気が確たるものになっていった時期であり、音楽的にも新たな局面に向かおうとしていた時期。バンドの代表曲も概ね出揃い、セットリストも非常に魅力的。ロウエル・ジョージのスライド・ギターも冴えまくっている。実に味のある演奏を聴かせる傑作ライヴ!
リトル・フィートはその実力に反して売れないバンドだった。ニューオーリンズ・ファンクを導入した『Dixie Chicken』(73年)などの名作をものにするもののセールスはさっぱりで、北米を地道にツアーして周り、『Feats Don't Fail Me Now』(74年)でようやくトップ40に登場。以降、コンスタントにチャートインを果たしていく。5枚目のアルバム『The Last Record Album』の頃から、名曲「Long Distance Love」に代表されるように、徐々に音楽性が洗練された一面を見せ始めるのだが、このアルバム以降、キーボードのビル・ペインやギターのポール・バレアの活躍が目立ち、ジョージのテンションが下がっていくことを考えると、バンド内のバランスが良かったのはこの頃までだったのかもしれない。(1stアルバムを除く)これまでにリリースしたアルバムからバランスよく選曲したセットリストは、まさにここまでの集大成といっていい。このボストンのミュージカル用シアターで行われたライヴの前に、同じボストンのPaul’s Maulで26日から30日まで5日連続ライヴを行なっており、ボストンの街を盛り上げたその総仕上げ的な一夜になったと思われる。ファンなら押さえておきたい音源だ。
Lowell George (Vocals, Guitar), Paul Barrere (Guitar, Vocals), Kenny Gradney (Bass, Vocals),
Richie Hayward (Drums, Vocals), Bill Payne (Keyboard, Vocals), Sam Clayton (Percussion, Vocals)