ファンダンゴ・キッド ライヴ・アット・エベッツ・フィールド 1974 The Fandango Kid Live at Ebbets Field 1974
- アーティスト
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トミー・ボーリン&フレンズTommy Bolin & Friends
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2021/11/17
- 品番
- VSCD4175
- 税込価格
- 2,530円
- ジャンル
- バーコード
多くのバンドを渡り歩き、行く先々でその音楽を自分の色に染め上げてきたトミー・ボーリン。これはトミーがビリー・コブハムとのセッションやジェイムズ・ギャングで活動して、どんどんその名をあげていった頃、74年6月2日と3日の2日間に渡ってデンヴァーのエベッツ・フィールドで、トミーが72年から73年にかけてやっていたバンド、エナジーのメンバーたちと共に行ったセッション的なライヴの音源から抜粋して1枚にまとめたもの。
楽曲リスト
DISC1
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1. You Know, You Know
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2. San Francisco River
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3. Shakin' All Night
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4. Whiskey Headed Woman
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5. Walkin My Shadow
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6. Born Under A Bad Sign/Ain't No Sunshine
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7. Crazed Fandango
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8. Ain't Nobody's Fool
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9. Homeward Strut
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10. Honey Man
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11. Stratus
ファンキーなブルース・ロックからパーカッションが鳴り響くフュージョン・ジャズ、スライド・ギターまで、プレイの充実度、熱さ、生々しい音質など、トミー・ボーリンの数あるライヴ音源の中でも屈指の内容として知られるもの。当時、弱冠22歳だったトミーのポテンシャルの高さを感じ取れる音源集だ。絶対の推薦盤!
トミー・ボーリンはディープ・パープルでのキャリアがあまりにも有名だが、元々は18歳だった69年にゼファーというブルーズ・ロック・バンドでデビューし、ビリー・コブハムの『Sperctum』(73年)のセッションで、一躍シーンにその名を轟かせる。その後がジョー・ウォルシュ脱退後に低迷していたジェイムズ・ギャング。これはジェイムズ・ギャングに在籍していたその末期に行ったソロ・ライヴで、トミーの名前がまだ有名になる前の、結局音源を残せなかったバンド、エナジーからキーボードの除くメンバーにパーカッションを加えた編成。サニー・ボーイ・ウィリアムスンの「Whisky Heartd Woman」やアルバート・キング「Born Under Bad Sign」といったブルーズのカヴァーから、後に自身のソロ・アルバム『Teaser』に収録される「Homeward Strut」、そして、ビリー・コブハムの『Spectrum』(73年)収録の「Stratus」まで、ジャズ・ロック的な要素も含めてハードに弾き倒す、圧巻の演奏の連続。後年のより大きなキャリアを迎えてからのトミーはそのドラッグ禍の酷さもあって評判を落としたりもしたが、ここでの演奏はまさに最上のもの。トミー・ボーリンの本当の凄さを知りたいならこれだ!