シング・シング・シング Sing, Sing, Sing
- アーティスト
-
益田英生HIDEO MASUDA
- レーベル
- Swing Made Records
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2010/05/12
- 品番
- SMHM001
- 税込価格
- 2,619円
- ジャンル
- バーコード
正統派ベニー・グッドマン・スタイルを受け継いだ若きクラリネット奏者、益田英生の初リーダーアルバムが完成!ベニー・グッドマン生誕100年という節目に録音された、グッドマンのトリビュートアルバムでもある。収録曲もグッドマン・ナンバーはじめ、スウィング・ジャズを代表するレパートリーが満載。特にタイトル曲である「Sing, Sing, Sing」は、クインテットとは思えないリッチなサウンドで圧巻の演奏である。第三世代による新たなスウィング・ジャズが楽しめる1枚だ。
若手ジャズメンのなかでも、とりわけごきげんなスウィング感を誇る益田英生は、過去にジャズコンテストでのグランプリ受賞や、国際クラリネットフェストへの出演歴もある実力派である。
ハード・バップ系の音楽を中心としたスタイルが主流のジャズ界のなかで、益田のスウィング・スタイルでの演奏は、彼の年代のミュージシャンの中でひときわ異彩を放つ。そのためか、昨今はスウィング・スタイルのビッグ・バンドにゲストとして招致されることも多い。
また益田はラテン音楽への造けいも深く、ブラジルの作曲家ウドソン・ノゲイラ氏の作品の日本初演コンサートにも、日本人メンバーのリーダーとして参加している。
その影響は今回のアルバムにも見られ、2曲ある益田のオリジナル曲のうちのひとつ「Pquito's Parakeet」は、パキート・デリベラ氏にちなんだヴェネズエラン・ワルツ調の曲である。そしてその演奏は、益田がスウィング・ジャズしか演奏できないミュージシャンでなく、幅広い音楽性を有したミュージシャンであることを証明している。
モダン・ジャズを通過した、第三世代による新たなスィング・ジャズが楽しめるアルバムである。