ターニン・オン・ザ・レディオ・ムーン TURNIN' ON THE RADIO MOON
- アーティスト
- アリゲーター・ブルース
- レーベル
- avantgarde groove
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2014/03/16
- 品番
- AGG001
- 税込価格
- 1,650円
- ジャンル
- サブジャンル
- ROCKIN BLUES
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. カムな女
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2. 想い人
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3. 蒼い瞬き
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4. 月と雫のブルーズ
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5. 薔薇の憂鬱
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6. sunny vacant
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7. 狼の月光挽歌
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8. ルリアンブルー
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9. 白い
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10. 眠った
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11. Lonesome Train has been going
ボーカルギター小池とドラム松永による2ピースロッキンブルーズ、アリゲーターブルースによる通算2枚目のフルアルバム。
ギターのかぶせ・ギミック等は一切なし。1曲だけゲストを迎えオルガンを入れているが、あとは2ピースの字の如く、しなやかに踊り狂うドラムと不変のスライド&カッティングギターのみで完全に成立しており、一貫してベースレスの物足りなさは微塵もない。
ふたりの音をそのまま盤に焼きつけた、プリミティブなロッキンブルーズアルバムだ。RADIO MOONというタイトルが示す通り、小池の詞には月や星という言葉が多用されている。また風景描写や一見難解な言葉選びも多いが、それが聴き手の想像力を大きくかき立て、1曲ごとに違う景色が広がってゆく。前半6曲目までは疾走感あふれ、後半は前半の印象とは違い、音楽性の幅の広さを感じさせる。それはまるでアナログ盤のA面・B面の様な感触で、最後の曲を聴き終えた後は、胸につかえた何かがきれいに洗い流された様な説明のつかない爽快感すら覚える。それはまさに暗闇に光る満月が放つ、得体の知れないパワーに似たこのアルバムだけが持つ、エネルギーの証のようだ。
荒れ狂う竜巻の如く、見渡す限りに広がる荒原を自由無尽に疾走するドラム。
不敵にさすらう稲光の如く、空を覆うドス黒い雲の切れ間へ鋭い閃光を転がすスライドギター。
ふたつの音を身にまとい、うねりを散らしながら何もない世界に新しい宇宙を咲かせるボーカル。
それは満月を奏でるブルーズ。
無限の星空を打ち鳴らすグルーヴ。
RADIO MOONの時間がやってきた。
果てなく届く周波数。
メガヘルツは魂だ。