オン・ツアー・ウィズ・ア・リトル・ビット・オブ・ベネルック 1973 On Tour With A Little Bit Of Beneluck 1973
- アーティスト
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ポール・マッカートニー・アンド・ウィングスPaul McCartney And Wings
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- 2CD
- 発売日
- 2023/04/19
- 品番
- VSCD4570/1
- 税込価格
- 3,410円
- ジャンル
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. Intro?Big Barn Bed
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2. Eat At Home
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3. Smile Away
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4. Bip Bop
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5. Mumbo
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6. Blue Moon Of Kentucky
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7. 1882
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8. I Would Only Smile
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9. Give Ireland Back To The Irish
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10. The Mess
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11. Best Friend
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12. Soily
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13. I Am Your Singer
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14. Henry's Blues
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15. Go Now
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16. Long Tall Sally
DISC2
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1. Seaside Woman
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2. Little Woman Love?C Moon
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3. Wild Life
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4. My Love
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5. Mary Had A Little Lamb
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6. Mabe I'm Amazed
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7. Hi Hi Hi
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8. Long Tall Sally
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9. Intro?Eat At Home
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10. Smile Away
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11. Cottonfields
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12. Say You Don't Mind
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13. Live And Let Die
73年はポールにとって転機の年になったと言っていいだろう。ビートルズを脱退して以降、ソロになったポールを待っていたのは試練に次ぐ試練で、リリースした作品はその売れ行きに反して評価は低く、新たに結成したウイングスのアルバム『Wild Life』(71年)もまた同様だった。ウイングスは72年をツアーとシングルのリリースによって、バンドとしての存在感を地道にアピールし続けた。まず、会場側と交渉しながら行き当たりばったりに行った"University Tour"。そして、トラブル続きだった"Over Europe Tour"を行った。73年になり、3月にリリースしたシングル「My Love」はアメリカで1位の大ヒットに。続いて4月にリリースしたアルバム『Red Rose Speedway』もアメリカで1位。さらに、映画「007 死ぬのは奴らだ」の主題歌となったシングル「Live And Let Die」も2位の大ヒット。ようやく音楽的な評価も伴い始めた。そんなタイミングで、アルバムとシングルのプロモーションを兼ねて行われたのが73年5月から7月にかけて行われたUKツアーだった。ここに収録されているのは、72年の"Over Europe Tour"と73年の"UK Tour"からのハイライト。いくつかのコンサートから抜粋して構成した音源集だ。例えば、ディスク1の大部分は73年には演奏されていない曲であり、『Ram』(71年)に収録されなかったアウトテイクの楽曲も演奏されている。また、デニー・レインやヘンリー・マックロウのソロ曲や、後にリリースされるリンダの「Seaside Woman」なども演奏され、ポールがあくまでもバンドとして売り出していきたかったことが伝わってくる。音質も悪くないので、これは要チェックだ。
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