ハイパータンゴ ツー Hyper Tango 2
1stソロアルバム「ハイパータンゴ」で伝統的なタンゴの枠を超えた鮮烈なオリジナリティを発揮し、新世代タンゴ・ヴァイオリニストとしての評価を確立した喜多直毅が、さらなる一歩を踏み出したソロ第2弾。前作に引き続いて古典タンゴやピアソラの名曲に独自のアレンジで新たな生命を吹き込む一方、ピアソラのクラシック作品「タンゴエチュード」をタンゴ奏法を駆使したかつてないアプローチで演奏。さらに同じくピアソラ作の「オブリビオン」ではジャズピアニスト黒田京子とのデュオにより、即興性溢れる演奏を聴かせる。また小松亮太門下の若手バンドネオン奏者・早川純とのデュオで現代タンゴの傑作「ALLER ET RETOUR II」(モサリーニ作曲)を収録したことも注目される。
楽曲リスト
DISC1
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1. ADIOS NONINO ver.1
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2. Felicia
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3. ALLER ET RETOUR
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4. Decarisimo
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5. TANGO ETUDE No.1
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6. TANGO ETUDE No.4
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7. LOS MAREADOS
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8. COMO DOS EXTRANOS
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9. Nocturna
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10. Adios Nonino ver.2
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11. Improvisation 〜 Oblivion
レコーディングメンバー
津山知子(ピアノ) / 竹内永和(ギター) / 阪田宏彰(チェロ) / 田中伸司(ベース) / 早川純(バンドネオン) / 黒田京子(ピアノ)
プロフィール
72年盛岡市出身。国立音楽大学器楽科在学中よりタンゴヴァイオリンの志賀清、バンドネオンの故池田光夫、京谷弘司らのタンゴオルケスタにて演奏。卒業後はポール・マッカートニーが設立したことで知られる英国のLiverpool InstituteFor Performing Arts(LIPA)に留学し、作編曲を学ぶ。さらにLIPA卒業後アルゼンチンへ渡り、ピアソラの重要なパートナーであったタンゴヴァイオリンの最高峰F.スアレス・パスに師事。帰国後は自身のオリジナル・アレンジを中心に演奏するタンゴバンド"The Tangophobics"を結成し、六本木スイートベイジル139等で定期的にライブを行う。平行してジャズ、ポップス、アラブ音楽等、他ジャンルのミュージシャンとも積極的に共演し、徐々に活動の幅を広げている。2004年には小松亮太率いるオルケスタ・ティピカのツアーおよびCD「Tangologue」の録音に参加。同CDに収録されたピアソラ作品「プレパレンセ」のアレンジも提供している。