スリル・ヴィル THRILL VILLE

2006年ブルース・ミュージック・アワード「バンドオブ・ジ・イヤー」を堂々受賞の実力は伊達じゃない！
1999、2000、2002、そして2006年と先述の「バンド・オブ・ジ・イヤー」を獲得し続けている実績は、まさにバンドの安定感とそのライブのすごさを証明している。もちろん、ハーモニカ・プレイヤーとしての彼も60年代後半から長きに渡り数十枚のアルバムをリリース、ゲスト参加も数知れず、ポール・バターフィールドやキム・ウィルソ\\ンといった著名な白人ハープ・プレイヤーと並び証される実績と実力を兼ね備えていることは間違いない。長年の右腕でありギターのヘンリーのストラトも切れ味鋭く、そして文字通り公私共にパートナーでもあるピアノのハニーのブギ・ピアノも嵐のように炸裂している。（女性と思って侮ってはいけません。この人こそが音楽的な影のバンマス。）収録曲は、リトル・ウォルター、マディ・ウォータース、、ジュニア・ウェルズといったシカゴ系の名曲をベテランらしく深みのある音でプレイ、また活きの良い西海岸ジャンプ系のオリジナルでは常にクリエイティブでライブ感溢れるブルースを表現してくれている。また、新たなる名盤の登場だ。