メス・オブ・ブルース Mess Of Blues

1966年カナダ出身。1988年、弱冠22歳でブルース＆ロック・シーンに「シー・ザ・ライト」で鮮烈にメジャー・デビュー。盲目の上にラップスチールのように膝に乗せたままフィンガー・ピッキングするという驚異のギター奏法で天才の名をほしいままにする。その後、オリジナル・アルバムを3枚、その他、カバー・アルバム、ベスト・アルバム、ライブ・アルバムなどリリース後、一転、2002年、2006年とジャズのアルバムをリリース。ブルース・アルバムとしては、本作が8年ぶりとなり、まさにファン待望の作品。
レコーディングは昨年2007年末にレギュラー・バンド「ジェフ・ヒーリーズ・ロードハウス」をバックに行われた。スタジオ録音6曲はトロントで、ライブ音源の内2曲（M8,9)は地元カナダのクラブ、残り2曲(M1,2)はロンドンでのコンサートを収録。本人曰く、今回の選曲に関しては、ライブでいつも演奏しているナンバーの中から最も人気の高いカバー曲10曲を選んだとのこと。それゆえ、まさにこれが、リアル＜ジェフ・ヒーリー＞といえるだろう。その健在ぶりをとくとお聴きあれ。