ラッキー・マン LUCKY MAN

1925年ルイジアナ出身。1946年に戦後の復員でシカゴに立ち寄り、その後移り住む。憧れのビッグ・メイシオに師事し、50年代シカゴ・ブルース全盛期にはハウリン・ウルフ、ジミー・ロジャース、リトル・ウォルター、ジミー・リードなどのセッションでチェス、ヴィージェイなどに数え切れないほどの録音を残している。自己名義のソロとしても1953年の初録音「ウォーキン・ザ・ブルース」など、いくらかの名演を残している。1968年になってルイジアナの故郷に戻り、家業を手伝いながら並行して音楽活動も行う。70年代以降もライブを中心に活躍、またいくらかのソロ作品を残すが、その中で最も評価が高いのが1988年に録音された本作。80年代以降もサニー・ランド・スリムのアルバムやその他、様々なセッションで彼のプレイを聴くことが出来る。強靭な左手によるウォーキンベースを刻むスタイルは彼の十八番。