キングダム KINGDOM
フライング・キッズや吉田ゐさお、レミオロメンの藤巻亮太、GRiPの権田タケシ等を輩出した、20年を越える歴史を持つFM群馬主催アマチュアバンドコンテスト「ROCKERS」。その2007年大会でグランプリを獲得したRaiji&Chipsの2ndアルバム。1stアルバム『Public』は、レコーディングのさなかにメンバーチェンジがあったことも影響してメイン・ソングライターの小林頼司が引っ張る形で音を組み立てていたが、今作は現メンバー4人で始めからがっぷりと組み合い“バンドの音”を作り上げた。プロデューサーとして仕上げに関わったのは、かつてSPIRAL LIFE、Scudelia Electro、MOTERWORKS等自身のユニットやバンドで活躍し、プロデューサーとしてSpitzやCocco等を手掛けた石田ショーキチ。アーティストの個性を最大限に引き出す手法を持つこのプロデューサーとの出逢いによって彼らは、音を鳴らす衝動をより多くの人と共有できる感情に昇華させることに成功した。良いメロディを、良い音で奏でる――。結局はソコなのである。そんなシンプルで根源的な音楽の楽しみが、ここにある。
(プロデューサー/石田ショーキチ)
時代もジャンルも超えてあらゆる良い音楽のエッセンスを吸収し、自由奔放な発想で音をデザインするRaiji&Chipsのサウンドが、またひとつ既成概念を超えた!!