サクソフォン スペシャル 1973−4 Saxophone Special 1973-4
- アーティスト
-
スティーヴ レイシーNULL
- レーベル
- Bishop Records
- 商品区分
- CD
- 発売日
- 2009/11/20
- 品番
- EXIP0503
- 税込価格
- 2,619円
- ジャンル
- バーコード
1974年、ロンドン・ウィグモアホールでの伝説的公演を収めた名盤に、4曲を追加収録。
スティーヴ・レイシーの音楽は、アメリカのジャズシーンの中から、その和声進行上にどのように自分なりの演奏システムを展開していくかという視点から展開された軌跡であるように思える。モンク曲へのライン面からのアプローチや、セシル・テイラーに重用される形となって現れていた活動初期の積み重ねが、いよいよアンサンブルとして結実してくるのが、ヨーロッパでの活動を切っ掛けとしたSteve Potts(sax) とKent Carter(cb) とのアンサンブルが軸となった71年以降で、フランスのSaravah録音『SCRAPS』、スイス公演を収めたhatART『THE WAY』など、レイシーが残した名演の多くがこの時期のヨーロッパ公演に集中している。この完成されたアンサンブルの記録に最も貢献したのが英EMANEMで、本作はそのうちの重要な録音のひとつ。CD化にあたり、LPでは様々な作品に分割して収録されていたものを、コンサートごとに分かりやすく再構成し、未発表を1曲、別LPに収録されていたクラブでのパフォーマンス3曲、合計4曲を追加した。また、EMANEMのレーベルオーナー自らがこのコンサートと録音への経緯を丁寧に解説し、レイシー・アンサンブルの当時の実像を見事に浮き彫りにしており、史料価値も非常に高いものとなっている。
演奏)
Steve Lacy (soprano-sax, gramophone),
Steve Potts (s-sax, a-sax), Evan Parker (s-sax, t-sax, b-sax), Derek Bailey (gtr), Kent Carter (cb), John Stevens (perc)