割れた鏡または化石の鳥 CRACKING MIRROR AND/OR THE FOSSIL BIRD

アーティスト
吉沢元治
YOSHIZAWA MOTOHARU
レーベル
Bishop Records
商品区分
CD
発売日
2011/08/19
品番
EXJP018
税込価格
2,200円
ジャンル
サブジャンル
FREE
バーコード
4562183409200
※ 先頭3桁が「200」の場合は非JANコード(転用不可)
吉沢元治のソロ・コントラバスの原点、かつ日本フリー史に残る名盤。価格を改定しての再発売。

楽曲リスト

DISC1

  • 1. ワルツ・トゥ・ランチ
  • 2. 割れた鏡
  • 3. ささやき
  • 4. ビーンズ・ダンス
  • 5. オブセッション No.9
  • 6. 小品
  • 7. 化石の鳥
  • 8. しゃっくり
  • 9. クロッシングス
  • 10. ディスタンス

コントラバス奏者・吉沢元治は、60年代に北村英治Qなどのジャズ・バンドに参加後、フリージャズに進んだ、シーンの黎明期を支えたタレントである。また、フリーという文脈以外にも、天上桟敷や赤テントといった日本のアンダーグラウンド演劇を支えてきた人物であり、より広くはクラシックやインプロヴィゼーションといった前提からコントラバスのソロという地平を切り開いた人物でもある。クラシック、ジャズ、即興などのジャンルを越境して成立するコントラバスのソロという世界は、世界的にもB.フィリップス、B.ガイ、J.レアンドルなどの多くの名演奏家によって探求されてきた深遠な表現世界であり、日本では吉沢がその嚆矢となった。本作は、間章のプロデュースによって1975年に発表された、彼のコンバス・ソロの原点である。フラジオやピチカートはもとより、アコースティック楽器個々が持つ様々なサウンドが音楽に組み込まれ、それは演奏の強い表現だけではなく、スコアには収まりきらない音響構造を提示してもいる。また、こうした吉沢の音楽が、以降に続く斎藤徹や河崎純といった、独特の身体性と演奏システムを持つ日本のコントラバス・ソロの脈絡の基点ともなった。1975年7月27/28日、軽井沢高原教会にて録音。

ディスコグラフィー