アメリカン・スタンダード AMERICAN STANDARDS

スウェーデンを代表するピアニストの一人クラエス・クローナは、リー・コニッツ、スタン・ゲッツ、レッド・ミッチェルなどとの共演、さらにベニー・グッドマン、スコット・ハミルトン、トゥーツ・シールマンスのヨーロッパツアーのメンバーとして活躍。多くのアメリカを代表するプレイヤーたちとの共演経験を持つ一方で、スウェーデンを代表するリジェンド、プッテ・ウイックマンやアルネ・ドムネラスなどのグループで活躍をしてきた輝かしい経歴をもつ大ベテランピアニストである。現在も意欲的な活躍を続けているスウェーデンが誇るジャズメンの一人。昨年スウェーデンの実力派シンガーヴィヴィアン・ブクゼクをフィーチャーした「デディケーション・トゥ・マイ・ジャイアンツ」が話題になったが、今回の作品は彼の流麗でセンスの良いプレイが光るスタンダード集。厳選された１２曲のうち、1960年代から活動を共にするトゥーツ・シールマンスをスペシャル・ゲストに迎え、I can’t get started, One note sambaの2曲を共演、スタンダードファンにはこたえられない作品となっている。ベースは今やスウェーデンを代表するベーシスト之一人であるハンス・バッケンルート、ドラムスは切れ味がシャープで小気味よいヨーハン・レーフクランツ・ラムセイ。It could happen to you, It might as well be spring, Star dust, Satin doll などなど、、、、名曲の数々がほっと一息心を休ませてくれる一枚である。