虹の微笑み
中国の伝統楽器、二胡の可能性を追い求める天才・二胡奏者、沈琳(シェン・リン)
●日本を拠点に活躍する中国、揚州出身の二胡奏者、沈琳(シェン・リン)。1981年生まれで、中国での華々しい経歴を持ちながらも25歳の時に単身来日を決め、今では中国、日本をはじめ、様々な国の音楽を奏でる二胡奏者として、日本で活躍しています。
●そんな彼女のセカンド作は、独奏の他、ピアノ、チェロ、パーカッションを迎えた作品。選曲も多彩で、自作曲、中国の伝統曲やジャズ、クラシック、タンゴ、オペラ、さらには、荒井(松任谷)由美の「朝日の中で微笑んで」など多岐に渡る選曲で楽しませてくれます。
●また、ファンキー末吉や二胡奏者ウェイウェイ・ウーらとの活動でも知られる進藤陽悟が共同プロデュースおよび作曲、編曲、ピアノを担当。ジャズ・チェリストの平山織絵、マルチパーカッショニスト海沼正利がそれぞれバックを務めています。
●本作では、時に激しく感情をぶつけ、時に軽やかに疾走し、時に優しく包み込むようにと、とても表情豊かな二胡を楽しむことができます。新しい二胡を提案し続けるシェン・リンだからこそ成し得た作品と言えるのではないでしょうか。