ノーマッド・クラブ NOMAD CLUB

かつてインドからヨーロッパへと移り、流れて行ったジプシー達が、その放浪と漂泊の生活の中で無意識のうちに、ユーラシア大陸という巨大なステージ上で繰り広げた芸能文化を伝達していきました。現代におけるその役割を、日本の「Nomad(放浪者)」アーティスト達が担うべく、フラメンコ・ギタリスト、長尾ゆうたろうのオーガナイズで、06年11月より代官山のライブハウス「晴れたら空に豆まいて」で始まった人気イベント「Nomad Club ?放浪者の宴」。本作は、そのイベントが、音の魔術師、「久保田麻琴」のプロデューサーによってパッケージされたＣＤです。アラビック音楽には欠かせないウードやダラブッカ、レクの音色に、フラメンコ・ギターのオリエンタルな響きとサックスやフルート、アコーディオンなどのアコースティックでノスタルジックなサウンドが全編に見事に調和した一枚。アラブ、フラメンコ、ジプシー、ベリーダンスが同居した、まさに"ノマディック"なアルバムです。また、参加ミュージシャン全員によるコーヒー・ルンバ、アラディーンによるシリア古典、ジプシー・ブラスのファンファーレ・チョカリーアやジプシー・キングスのカヴァー、さらに前述の久保田 麻琴により新たにミックスされたウード奏者の常味 裕司とレク奏者の和田 啓の共演曲、及びバンスリ奏者、寺原 太郎作品も聴き逃せません!!