カテリーナ・ヴァレンテのすべて 1959-1974 DIE TELEFUNKEN JAHRE 1959-1974 <JAPANESE EDITION>
- アーティスト
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カテリーナ・ヴァレンテCATERINA VALENTE
- レーベル
- ヴィヴィド・サウンド
- 商品区分
- 4CD
- 発売日
- 2011/10/01
- 品番
- WQCP990/93
- 税込価格
- 8,800円
- ジャンル
- バーコード
楽曲リスト
DISC1
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1. 情熱の花 Tout L'amour
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2. 恋のヴァカンス Vacance De L'amour
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3. 愛の賛歌 If You Love Me
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4. スリープ・ウォーク Schade(Sleep Walk)
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5. ヴォラーレ Volare
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6. ドミニク Dominique
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7. ビキニ・スタイルのお嬢さん Itsy Bitsy Teenie Weenie Honolulu Strand-Bikini
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8. ぺぺ Pepe
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9. 抱きしめたい I Want To Hold Your Hand
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10. ペパーミント・ツイスト The Peppermint-Twist
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11. コンドルは飛んで行く El Condor Pasa
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12. イエスタデイ Ayer(Yesterday)
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13. フール・オン・ザ・ヒル El Tonto En La Colina (The Fool On The Hill)
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14. ウナ・セラ・ディ東京 Una Sera Di Tokyo
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15. マリア・エレーナ Maria Elena
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16. 青春の光と影 Both Sides Now
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17. ハッピー・トゥゲザー Happy Together
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18. 天使のささやき Don't Sleep In The Subway
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19. あなた無しでは There Will Never Be Another You
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20. 小さな願い Reza Una Oracion (I Say A Little Prayer)
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21. アイ・ラヴ・ユー I Love You
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22. サン・ホセへの道 Hoy Por Fin Regresso A San Jose (Do You Know The Way To San Jose)
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23. 月影のナポリ Tintarella Di Luna
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24. 恋はリズムに乗せて Music To Watch Girls By
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25. そよ風と私 The Breeze And I
DISC2
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1. 一晩中踊れたら I Could Have Danced All Night
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2. 明るい表通りで On The Sunny Side Of The Street
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3. 枯葉 Autumn Leaves
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4. ラヴ・レターズ Love Letters
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5. ムーン・リヴァー Moon River
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6. 残されし恋には I Wish You Love
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7. イパネマの娘 The Girl From Ipanema
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8. 縁は異なもの What A Diffrence A Day Made
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9. 春の如く It Might As Well Be Spring
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10. いそしぎ La Sombra De Tu Sonrisa (The SHadow Of Your Smile)
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11. 君は我がすべて All The Things You Are
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12. カム・フライ・ウィズ・ミー Come Fly With Me
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13. 引き潮 Ebb Tide
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14. 時の過ぎゆくままに As Time Goes By
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15. メロディ・ダムール Melodie D'amour
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16. 恋をしましょう Let's Fall In Love
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17. デイ・バイ・デイ Day By Day
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18. スターダスト Stardust
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19. 君住む街角 On The Street Where You Live
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20. マイ・ファニー・ヴァレンタイン My Funny Valentine
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21. チェロキー Cherokee
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22. そんなことなの Just One Of Those Things
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23. 秋のコンチェルト Concerto D'Autunno
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24. サムホエア Somewhere
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25. あなたはしっかり私のもの I've Got You Under My Skin
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26. 時間通りに教会へ Get Me To The Church On Time
DISC3
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1. ポインシアナ Poinciana
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2. カチート Cachito
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3. ブラジル Brasil
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4. ギフト Recado
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5. フェリシダージ Felicita
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6. エル・クンバンチェロ El Cumbanchero
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7. ベサメ・ムーチョ Besame Mucho
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8. 南京豆売り El Manicero
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9. ククルクク・パローマ Cu-Cu-Rru-Cu-Cu
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10. シェリト・リンド Cielito Lindo
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11. キエレメ・ムーチョ Quiereme Mucho
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12. 南の星 Esterellita Del Sur
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13. ラ・ゴロンドリーナ La Golondrina
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14. クァンド・クァンド・クァンド Quando, Quando (Sag Mir Quando, Sag Mir Wann)
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15. ラ・パロマ La Paloma
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16. 私の花 Menina Flor
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17. フレネシー Frenesi
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18. ペピート Pepito
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19. エストレリータ Estrellita
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20. サボール・ア・ミ Sabor A Mi
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21. コルコヴァード Corcovado
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22. パーフィディア Perfidia
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23. オルフェの歌 La Canzone Di Orfeo
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24. ミザルー Misirlou
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25. ラ・マラゲーニャ La Malaguena
DISC4
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1. チャオ・チャオ・バンビーナ Tschau, Tschau, Bambina
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2. モア More
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3. スク・スク Sucu Sucu
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4. バラ色の人生 Schau Mich Bitte Nicht Son An
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5. 月影のキューバ Magica Luna
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6. 日曜はダメよ Ein Schiff Wird Kommen
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7. 虹は何処からやってくる Where
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8. 聞かせてよ愛の言葉を Parlez-Moi D'amour
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9. 黒い天使 Angelitos Negros
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10. アイン・ゼーマンスヘルツ Ein Seemannsherz
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11. ゴンドリ・ゴンドラ Gondoli Gondola
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12. 涙の紅バラ Rosen Sind Rot
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13. 愛の誓い Till
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14. 浜辺の歌 Hamabe No Uta
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15. ポルトガルの四月 April In Portugal
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16. タンゴ・イタリアーノ Tango Italiano
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17. お江戸日本橋 Oyedo Nihonbashi
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18. ピープル People
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19. 星影のステラ Stella By Starlight
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20. 花 Hana
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21. 虹の彼方に Somewhere Over The Rainbow
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22. イスラエルの子守歌 Israeli Lullaby
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23. ストレンジャー・イン・パラダイス Stranger In Paradise
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24. ダンケ・シェーン Danke Schon
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25. 情熱の花(ドイツ語) Rote Rosen Werden Bluh'n
■カテリーナ・ヴァレンテ
1931年1月14日、イタリア人の両親のもと、イタリア国籍として、フランスのパリで生まれる。父はスペイン系、母はイタリア系で4人兄妹の末っ子だった。ヴァレンテ一家は小さなヴァラエティ・ショウ一座を引き連れ、家族総出で公演する毎日を過ごす。母は世界中で活躍した著名な女道化師で、歌、踊り、パントマイムもこなし、数種類の楽器も演奏した。父はアコーディオン奏者で、彼女に楽譜が読めるよう指導し、また規律正しい生き方を教えた。
観衆の前で初めて歌ったのは1938年満7歳の頃。アメリカのジャズに強く影響を受け、ことにビリー・ホリデイをお手本とした。1954年独ポリドールと契約しレコードをリリース。一挙に6枚ものシングル盤を発表し、ウェルナー・ミューラー・オーケストラと共演した「マラゲーニャ」などがドイツ国内、及びアメリカでヒットした。そして1955年に発表された「そよ風と私」はイギリスでは14週間チャートに在位して最高位5位、アメリカでは14週間在位して最高位8位の高成績を収めた。
1959年、世界に活動の場を拡げることを目して、レコード会社を独デッカに移籍、同年約90曲を様々な言語で録音した。こうしてカテリーナ・ヴァレンテは、マルチ・リンガルで歌うシンガーとして「歌う通訳」との異名を得るようになる。この当時は勿論のこと、今日に至ってもこれほどの多国言語で歌い成功したポピュラー・シンガーはヴァレンテの他にいない。
デッカ移籍後の初ヒットとなった「チャオ、チャオ、バンビーナ」を皮切りに、ドイツ国内で1966年までの間に彼女は37曲もの作品をチャート上位50位以内に送り込んだ。そのうち11曲は兄シルヴィオ・フランチェスコとの共演作品。オランダでは1位のヒット2曲を含む6曲、そしてイタリアでも7曲をチャート上位に送り込むなど60年代に入っていよいよ彼女の活動を大きな広がりを得ることとなる。
初来日は1963年。既にヴァレンテと親交を深めていたザ・ピーナッツが所属する渡辺プロダクションが招聘し、公演期間中にはザ・ピーナッツと共に、休日を過ごす一日も用意された。ウェルナー・ミューラーのオーケストラと共に行ったアメリカ公演旅行ほか各国の公演旅行、英米の著名ナイト・クラブにおけるライヴ、米テレビ番組『ペリー・コモ・ショー』や自身の番組『ボン・ソワール・ヴァレンテ』を始めとする各種のテレビ出演と、活発な活動を行った。
カテリーナは膨大な量のレコードを残した。1985年には1350曲ものレコード録音を発表したとして、ギネスブックに登録された。これらの音楽キャリアとレコード作品を、簡単にまとめる一言はない。持てるすべてを音楽に捧げたと評しても良いほどの情熱が、彼女の音楽からは感じられる。
カテリーナのヴォーカル・スタイルは、気っ風のいいグイグイと押しまくるタイプと思われがちだが、ふっくらと優しいヴォーカルや、可憐な少女の表情を見せる爽やかな歌声にも、存分の魅力がはらまれている。歌う楽器とも称されたこともあるヴァレンテのヴォーカル・テクニックは大変にレベルの高いもので、それに呼応するかのように、必ずや機微に富み工夫の凝らされたバック・サウンドが用意されていることも特筆できる。
●スタンダード、ポピュラー・ヒット、ラテン、世界各国のおなじみのメロディを7ヶ国語を駆使して歌い上げる“歌う通訳”の全101曲。
●カラー・ブックレット。歌詞付。
●監修、選曲:大江田 信